さてXenonがいよいよ発表されるわけだが

来週のE3を前に今日の11:30AM頃にMTVでXenonのプレビューが公開されるってことで、次世代ゲームプラットフォームが一挙にそのお披露目をするプレミアウィークが始まるワケだな。

俺もPC・コンシューマ合わせりゃ業界10年選手ってことで何回かこういう時期を経験してきたけど、今回も十分密度の濃い一週間となる予感(・∀・)。まずMSがXenonのリリーススケジュールをかなり具体的なところまで詰めてきている(ライセンシとはもう一年以上前からNDA結んでるワケだから当然っちゃ当然なんだが)こと、任天堂はRevolutionをついこの前の3月にGDCで異例とも言える早いタイミングで基本コンセプトを公開、加えて今回のプレミアウィークにあわせてネットワークインフラについてNDSとの連携を含めてCPであるSQEN経由で情報を出してきたこと、SCEは本来の予定より次世代機についての情報公開を遅らせているものの、今回のE3開催前にトップを切って次世代機についての発表をブリーフィングで行うと言われていることなんかから伺えるってな次第。

所謂現行機が次世代機だったころは、「次世代ゲーム機」はハードウェアのパワーアップは主にビジュアル面での進化に割り当てられて、まぁパッと見「スゲェな」って思わせる何かがあったもんだが、今回はそういう意味ではちっと違うんだよな。もう余程のスペック厨でもなければ、パッと見でのハードウェア的な進化なんつーのは見分けられないところまできてるワケで、じゃあどうやって次世代機としてアピールすりゃいいんだってコトになる。そういう意味ではXenonとRevolutionはある程度のヒントを既に出してるんだよな。

xbox360_dvdcontroller.jpgXenonの場合は流出画像のうち、リモコンの画像に注目。このリモコンの下から2番目に見えるボタンは、WindowsのスタートボタンにあるWindowsマークのボタン。これがいったい何を示唆しているかっつーと、単なる予想ではあるがWindowsXP MCE的な機能をXenonが持っていると言うことと考えてほぼ間違いないハズ。要はTVを占有するアイテムとしたいっつーMSの意思の表れってコトと等価と考えていい。結局、コンシューマ機っつーのはTVを使う以上(出力先がDVIとかRGBとかになりそうな動きも無かったワケじゃないがHDTVがいいタイミングでやってきすぎた)STBとして他のプラットフォームとその設置場所を争わなきゃならん宿命だからな…。

スペックもでてきたけど(筐体は完全にモックだったが(苦笑))、3シンメトリカルコアのPPC-3.2GやATI poweredな500MHzビデオコアよりも、やっぱメインメモリに512MB-GDDR3をもってきたのが一番でかい気がするな。メモリバスバンドも22.4GB/secあるし、そういう意味ではハード構成がWindowsPCそのものって考えるとデベロッパ的にはかなり(・∀・)イイ!環境だろうな…。