電気用品安全法もうちょっと詳しくいってみよう

アクセスログを見てみると、電気用品安全法がらみの検索ワードで辿り着いた人が結構いるみたいなんで、俺の判る範囲でもうちょっと詳しくゲーム機関連で電気用品安全法について書いてみる。

まず、電器法品安全法というのは大枠で言うと『"PSEマーク"が無く、認可を受けていない特定電気用品および特定電気用品以外の電気用品は、猶予期間後は輸入および販売・販売目的での陳列をしてはならない』ということ。で、この「特定電気用品以外の電気用品」にゲーム機が該当しちゃうというワケだな。しかも、違反した場合の罰則規定(第57条〜第61条のあたりね)がある、と。

一応、電気用品安全法の規定では、第1条第27条によって、対象となるのは「事業者」ってことになるんで、個人売買やネットオークションなんかでは手広くやりさえしなければ対象にはならない(ハズ)。まぁ電気用品安全法以外でも、手広くやれば事業者とされて課税されたりするんであくまで個人売買の範疇でのハナシだけどもナー。

で、実は2001年4月1日に大規模な法改正が行われていて、ゲーム機が該当する「電子応用遊戯器具」の猶予期間が5年に設定されていた為に、2006年4月1日がXデーってことになったワケだ。ちなみに、「電子応用遊戯器具」は"電気用品の範囲等の解釈について"のIII-9-(10)で"テレビジョン受信機に接続して使用するものまたはブラウン管を有するものに限る。"という形で別定義されてるから、電源内蔵であっても液晶ディスプレイ"だけしか使えない"ゲーム機であれば対象外。だから、例えばACアダプタ動作だけどTVに出力できないPCエンジンLT(LTはAV"入力"端子なので外部出力できない)は今回の規制対象外なんだな(まぁPCエンジンLTってナニ?って事になりそうだがまぁそれはそれでw)。なんで、わざわざ"今回の"なんてつけたかっつーと、実はACアダプタも規制対象品。まぁ電源関係が対象になるわけだから当然っちゃ当然なんだが、ACアダプタは猶予期間が7年なんで、2008年4月1日から規制対象になる。PCエンジンLTも2008年4月1日以降は販売できないことになるんで注意だ(日本に何人対象者いるんだよw)。

…っていうかね、個人的にはゲーム機は弾数も多いし需要もあるんでそれなりになんとかなると楽観視してる俺ガイルってカンジなんだが、どっちかっつーと中古楽器いまのうちに買っておかないと厳しいなあってのが俺的焦燥感。ゲーム機もそうなんだけど、テレビや冷蔵庫とかと違って、どうしても「その機器」じゃないとダメな用途ってのがあると思うんだよね。ピュアオーディオやビンテージ楽器とか。アナログシンセなんて絶対にあの音はデジタルでは完全に再現できない(今のエミュレーションは相当スゴイけれど)ワケで、実はJUNO-106をどうしようか超絶悩んでたりする(*´Д`)モッテタケドテバナシチャッタンダヨナァ