ATH-CK7を一週間使ってみた

オーテクATH-CK7を一週間使ってみた。まだエージングが十分じゃないって言うところはともかくとして、使用感を簡単にレビュー。

○装着感
俺個人としては今まで携帯用としてはMDR-EX71をずっと使い続けてきたせいか、ATH-CK7標準チップ(M)よりはEX用イヤーチップ(M)に交換した方が、装着感と密閉感が高まって(・∀・)イイ!カンジ。ATH-CK7はチタンボディってこともあって、EX71と比べるとかなり重いうえに、ハウジング部分が結構大きめだから、イヤーチップがちゃんと合ってないと耳から抜け落ちやすいっていう問題が。だもんで、イヤーチップはしっくりくるヤツをちゃんと見つけられないと、こいつのスペックをちゃんと活かしきれないと思われるんで注意が必要かな。

あ、あとこれも重要だと思うんだけど、さっきも書いたようにコイツはハウジング部分が大型かつチタンてことで、この季節、ハウジングが耳に触れる部分が冷たいのなんの(;´Д`)イヤマジデ これって寒冷地の人とか屋外で使えないんじゃないだろうかって思うんだけどどうだろう……。

○音質面
まだ一週間ほどしかエージングしてないけど、購入直後と比べると明らかに低温域が出るようになってきた(けど、カナル型としては低温域は控えめな方だと思う)。逆に高音域は購入直後から結構良く鳴ってたから、エージングが進んで低音域が出てくるようになる前までは結構シャリシャリと耳につくような雰囲気であったのは確か。これからもうちょっとエージングが進んだら変わってくるんだろうなあとは思うけどね。

再生音域のクセ的に、ストリングスの音がよくのびて聞こえるから、意外にクラシックテイストな曲とか映画サントラみたいな音楽を聴くには合ってるかも。ドンシャリな曲だと「ドン」の部分が弱めなんで厳しいかな、と(個人的には水樹奈々のETERNAL BLAZEが最高によくマッチしてるんでiPod nanoでエンドレスループ状態w)。

オーテク的にはモニター用途にも使える、と謳っているだけのスペックは(とりあえず)あるのかな。といってもインナータイプで\9800という値段相応ではあるのは間違い無いけどね(^^:。良くも悪くも、\10000クラスのヘッドホンってところね(誉め言葉)。

○その他
カナル型としては遮音性は低い方かな。まぁ SHUREThe PLUGあたりと比較するのは酷だろうけど、EX5x/7xと比べても遮音性は低め。といってもオープンエア型と比べたらそりゃ遮音性高いけどね。まぁ電車の中で聴く、とかだったらこれくらいの遮音性のほうが車内アナウンス聞き逃し難くていいのかも(笑)。あとケーブルはEX7xと同じようなかんじであんまり絡まなくて(・∀・)イイ!。EX5xとか酷いもんなあ絡まっちゃって……。

○総評
個人的にはエージングさえしっかりすれば\9800っつー対価を払った分(よりちょっとだけ多く)見返りがあるっていうイメージ、というところ。勿論俺の場合はポータブルプレーヤーと携帯ゲーム機の為だけのヘッドホンって位置付けだから、ポータビリティの高いモニター用ヘッドホンって考えたらまた話は別になっちゃうけども。とりあえず、5000円くらいのヘッドホンからのステップアップ用途かつカナル型入門、とかいう目的なら、かなりパフォーマンスは(・∀・)イイ!かも。

…まぁ、ヘッドホンに\10000ポンと出せるか出せないかっていう方が重要かもしれんけど、E4Cとか買う人とかもフツーにいるわけで、自分がどこら辺で妥協できるかってことになるのかね、最終的には(^^:。