debian玄箱のWoody→Sarge化

今まで玄箱debian-Woody(3.0) で使ってたんだけど、それはインストールした当時の Stable(安定版) が Woody で、Sarge(3.1) は testing だったってだけなんで、せっかく玄箱バラしてHDD入れ替えるついでに、Woody から Sarge にアップデートしてみたんで、再インストールや今後誰かの役に立つこともあるかもしれないっつーことでメモ書き。

せっかくだから、netselect を使って apt のファイル取得先でなるべく高速な mirror から取得できるようにしておくのが吉。

#apt-get update

#apt-get install netselect

ってやれば netselect (yum でいうところの yum-fastestmirrors だね) がインスコ完了。その後、debian の mirror list をダウンロードして、ダウンロードしたディレクトリに降りて netselect を実行してやる。

#netselect -vv 'cat debian-ftp-mirrors-jp'

そうすると、その環境で各 mirror に ping と traceroute を使って netselect が一番応答が速い mirror を選んでくれるというワケ。で、fastest mirror が決まったら、今度は apt の ファイル取得先を、stable かつ fastest mirror の URL に書き換えてやればおけ。

書き換えが終わったら、

#apt-get update

#apt-get dist-upgrade

すれば、Sarge へのバージョンアップは無事に完了。まあ実際には色々なパッケージが更新されて、設定ファイルの書式が変わったり、設定ファイルの数が増えたりなんてのもでてくるから、package maintainer がバシバシ確認ダイアログ出してくるんだけども。あと、ウチの環境では問題なかったけど、package maintainer が halt について設定の書き換えを打診してきた時には、no を選択しておかないと、玄箱の電源OFFに使ってる /etc/init.d/halt に書いてある "echo -n EEEE > /dev/ttyS1" が消されちゃうから注意が必要っぽい。

あと、ウチだと単なる reboot で解消されたんで原因よく分からないんだけど、一通り Sarge 化が終了したところで、

#apt-get update

をすると、package 情報を一通り読み終わったところで、必ず「セグメンテーション違反です%8」とか吐いて、apt できないことがあったかな。でも、フツーに reboot したら何事もなかったように正常動作したんでまぁとりあえずよし(^^;;


まあ実際、Woody → Sarge にする程のメリットっていうのは詰まるところ、既にサポート外になってる package があること、Sarge が Stable になったのが去年の6月上旬だからまる1年経過して、それなりに細かい問題点や不具合も fix されてきてバージョンアップにあまり懸念点が無いことだし、トラブっちゃったら元も子もないんで玄箱環境で安定して動くことを祈るばかりだ( ・∀・)