すいませんでした
…今更だけど、ちゃんと読んでおこうと思って、帰りに新刊買うついでにハチワンダイバーを(1)〜(5)までまとめて買って読んでみた。いや、話題になるだけあって面白いなコレ。柴田ヨクサルはエアマスター>谷仮面の順で読んだんでかなり後から入ってきた読者なんだけど、過去二作品でやってきた技法というか演出というか、それの集大成的なあたりが特にすげえ。
でも何が一番すごいって、やっぱり「読者に何の説明もしないまま燃えさせる」、これに尽きる。いやだって、そもそも「ハチワンダイバー」なんの事だかが一巻の最終話まで読まないとなんだかわかんないんだぜ(笑)。伏線はりまくり謎入れまくりのエヴァだって、ちゃんと第一話で『汎用人型決戦兵器 エヴァンゲリオンよ』って言ってくれるのに、"受け師さん"に至っては14話までフルネームすら判らないという有様。
内容やセリフが説明的なマンガや小説ってのはえてして作者の独りよがり的な部分が強く表層に出てしまいがちで駄作っつー評価になりやすかったりするけど、少なくともハチワンダイバーにおいてはそういう要素はなくて、無駄に説明をせず、かつ将棋の内容も嘘はつかず、しかしエアマスターのような勢いある展開で「将棋がわかったようなつもりにさせて」読ませているのが非常にウマいと思う。
今まで読んでなくてホントにすいませんでした orz
ハチワンダイバー 1 (1) (ヤングジャンプコミックス)
柴田 ヨクサル
ハチワンダイバー 2 (2) (ヤングジャンプコミックス)
柴田 ヨクサル
ハチワンダイバー 3 (3) (ヤングジャンプコミックス)
柴田 ヨクサル
ハチワンダイバー 4 (4) (ヤングジャンプコミックス)
柴田 ヨクサル
ハチワンダイバー 5 (5) (ヤングジャンプコミックス)
柴田 ヨクサル
恋花温泉 5 (5) (ジェッツコミックス)
川津 健二朗
女神のカルナバル 2 (2) (アクションコミックス COMIC SEED!シリーズ)
高槻 ナギー